2022年度 京都市立芸術大学 作品展 / 22-23 KCUA Annual Exhibition

2023.2.8(wed)〜2.12(sun) 10:00〜18:00(最終日は17:30まで) 入場無料 京都市京セラ美術館・京都市立芸術大学 京都市立芸術大学 Kyoto City University Of Art

2022年度 京都市立芸術大学 作品展 / 22-23 KCUA Annual Exhibition KYOTO CITY UNIVERSITY OF ARTS
ANNUAL EXHIBITION 22-23

この作品展は、美術学部の1回生から4回生までと大学院美術研究科修士課程の1・2回生の全員が出品した作品によって構成されています。その内容は、その目的にしたがって、大きく二つに分かれています。学部の4回生と大学院2回生の展示に関しては、それぞれ卒業作品展、修了作品展の役割を果たすものであり、1回生から3回生までと大学院1回生につきましては日頃の教育、研鑽の成果を紹介する展示となっています。

卒業作品展と修了作品展は、個々の学生の将来的活躍を期待する重要な展示でありますが、同時にそこに至るまでの研究・学習の道程を示す教育的展示もそれに劣らず重要なものと認識しております。実際の展示においては、両者を分離せず、専攻別の形式をとっております。上記二つの目的をご理解いただけましたら幸いです。

202302.08wed 02.12sun

10:00-18:00(入場は17:30まで)入場無料

新型コロナウィルス感染症に関する対策
  • 京都市立芸術大学 〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6 京阪京都交通バス「芸大前」下車徒歩すぐ 市バス・ヤサカバス「国道沓掛口」下車徒歩10分
  • 京都市京セラ美術館 〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺124 地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩8分 市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
  • ※ 今後の社会情勢によって開催内容が大きく変更される場合があります。最新情報は大学HPをご覧ください。
  • ※ 京都市立芸術大学のみ、台数に限りがありますが無料グラウンド駐車場を用意しています。
  • ※ 京都市京セラ美術館への入館方法は、京都市京セラ美術館HPをご確認ください。
  • 問合せ先:京都市立芸術大学 教務学生課美術教務担当 tel. 075-334-2220

主催:京都市立芸術大学 京都市立芸術大学美術教育後援会



INTERVIEW

WITH STUDENTS学生インタビュー

これまでの制作・研究について13名の学生に話を聞きました。
作品の背景、コロナ禍での生活や制作への影響など
学生の作品展に向けての思いをご覧下さい。

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MEMORIES場所と記憶

沓掛キャンパスの様々な場所について4年生からコメントを集めました。
大学生活の大半を過ごしたであろう景色とそこに結びついた記憶を見てみましょう。

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EVENT

高校生等のための「作品展ギャラリートーク及び進学相談会」

作品展に合わせて、本学を志望する高校生などの方々に、会場である京都市京セラ美術館において、作品を制作した学生によるギャラリートークを行います。是非この機会にご観覧くださいますようご案内申し上げます。

  • 日時2月11日(土) 13:30 ~ 15:00
  • 場所京都市京セラ美術館※大学キャンパスでは実施しません
  • 参加対象者本学美術学部を志望する高校生等※大学院志望者は申込不可
  • 申込方法大学ホームページで開催日時・定員及び申込み方法の情報を掲載しております。参加には事前申込が必要ですので、こちらからご確認ください。事前申込は先着10名までになります。
  • 問合せ先京都市立芸術大学 連携推進課 入試担当まで

総合芸術学・芸術学 公開発表会

  • 日時2月11日(土)
  • 場所京都市京セラ美術館 総合芸術学科・芸術学展示室
  • 卒論発表13:15 ~ 15:15(休憩20分を含む)
  • 修論発表15:15 ~ 15:55


MAP-ACCESS

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京都市立芸術大学 構内

展示場所は各会場内で変更になる可能性があります。
詳細は現地で配布するパンフレット又は設置してあるマップをご参照ください。

〒610-1197 
京都市西京区大枝沓掛町13-6
Googlemap
京阪京都交通バス「芸大前」下車徒歩すぐ 市バス・ヤサカバス「国道沓掛口」下車徒歩10分 京都市立芸術大学のみ、台数に限りがありますが無料グラウンド駐車場を用意しています。
詳しくは大学HPをご覧ください。

京都市京セラ美術館 本館

2F


  • 日本画

  • 環境デザイン

  • ビジュアル・デザイン

  • 油画

  • 染織

  • 版画

1F


  • 陶磁器

  • 構想設計

  • 漆工

  • 総合芸術学・芸術学

〒606-8344 
京都市左京区岡崎円勝寺124
Googlemap
地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩8分 今後の社会情勢によって開催内容が大きく変更される場合があります。最新情報は大学HPをご覧ください。
京都市京セラ美術館への入館方法は,京都市京セラ美術館HPをご確認ください。



MESSAGE

学長からのご挨拶

本年度の「京都市立芸術大学作品展」は、沓掛校舎と京都市京セラ美術館の二箇所を会場としてご覧いただきます。2023年秋にはキャンパス移転が予定され、現校舎での展示は最後の機会となりました。

2022年は、ロシアのウクライナへの全面的な侵攻などで重苦しい1年となりました。新型コロナウイルス感染症も収束と感染拡大を未だ繰り返していますが、秋になり街に人の往来が増え活気が戻る中、京都芸大では学生たちが沓掛最後の芸大祭を3年ぶりにオン・キャンパスで開催しました。コロナ禍の2年間を乗り越え、学内で学生たちが活動する姿は明るさや力強さを感じさせてくれました。そしてこの作品展にむけては、学部1回生から大学院修士2回生までの一人一人が、自らの作品制作、研究に打ち込みました。複雑で不透明な社会に向き合う現在の学生たちの思いを込めた成果を一人でも多くの皆様にご高覧いただき、この時代の学生たちが何を考え、何を伝えようとしているか、感じていただけたら幸いです。

最後になりましたが、学生たちの成長を見守り支えてくださった京都市民の皆様に心から御礼を申し上げます。展覧会の開催にご尽力いただきました関係者、すべての皆様に心より感謝いたします。
(2023年2月)

京都市立芸術大学 学長 赤松 玉女

学生のことば

来年度に移転を控え、今年は沓掛キャンパス最後の作品展となります。1980年に今熊野から沓掛に移転し40年以上親しまれてきたこの地で、私達は先人の跡を辿り変遷を肌で感じながら創造する力を育んできました。作品展を通して、日々制作と向き合い各々の表現について模索してきたその成果をご覧頂ければ幸いです。

京都市立芸術大学作品展学生実行委員会



01 中央棟 Central Building


  • 彫刻

  • 構想設計

  • 漆工

  • 総合芸術学・芸術学

  • デザイン基礎Ⅰ

  • 保存修復

02 大学会館 Campus Hall


  • 構想設計

  • 油画

03 彫刻棟 Sculpture Building


  • 彫刻

  • 構想設計

04 陶磁器棟 Ceramics Building


  • 陶磁器

05 漆工棟・染織棟 Urushi Lacquering Building
Dyeing and Weaving Building


  • 漆工

  • 染織

06 映像スタジオ棟 Video Studio Building


  • 構想設計

07 アトリエ棟 Atelier Building


  • 日本画

  • 油画

  • 版画

  • 構想設計

  • 工芸基礎

  • ビジュアル・デザイン

  • プロダクト・デザイン

08 新研究棟 Research Centre


  • 構想設計

09 体育館 Gymnasium


  • ビジュアル・デザイン

  • プロダクト・デザイン

10 旧音楽学校 Music High School Building


  • 彫刻

11 テニスコート Tennis Court


  • ビジュアル・デザイン




円形ステージ

  • 芸祭の雰囲気を思い出す。戻れるなら戻りたい瞬間NO.1。
  • 1回生の時にファッションショーで何度も練習した場所であり、お弁当をここで食べていると気持ちいいし、京芸生がたくさん見えるからです。
  • 1回生の時2徹してステージを作ったから。夜食が美味しかった。




芸資研

  • ゼミ受けたり...話し合いしたり...お茶したり...綺麗で嬉しい。
  • 優しい雰囲気の空間。
  • お昼ご飯を食べる場所がない時に、さまよって、芸資研で食べた。
  • 展示の割引チケットが置いてあって嬉しかった。




アトリエ棟の各制作室

  • 傷がついたガラス窓から入る光がノスタルジーを感じさせ、非日常的な不思議な空間で制作できる。廃墟の中で、世界で一人ぼっちになった気分!
  • 制作展前になると人があふれていた。
  • 音楽を流したり推しの名前を壁に貼ったり朝入れずに困ったりしました。
  • 作品展の作品を死にそうになりながら描いていたのが思い出です。自然と気合が入る場所。
  • 制作が行き詰まった時に、よく窓際に座ってぼ〜っと沓掛の景色を眺めたり日に当たったりしています。




アトリエ棟前付近

  • 制作で行き詰まると登っていた。インスタレーションと勘違いされスルーされた。
  • 森の奥の廃墟にきた気分になってワクワクする。
  • 遅くまで学校に残っていると、帰る頃には暗闇になっていて怖かった。制作展前にはアトリエ棟のほとんどの窓から光が漏れていて「みんな頑張っているな」と思った記憶がある。




新研究棟

  • カーペットがあり綺麗。くつろげる。あったかい。綺麗。
  • 一人で時間を潰す時によく使っていた。最上階は景色がいい。
  • 像のあたりを夜に通ると怖くて面白い。
  • エレベーターがデカくてワクワクする。
  • 高い場所にいきたくて屋上に行こうとしたら入れなくて、1番高い非常階段で気を紛らわせた。




食堂と大学会館の間

  • 10月あたり、金木犀の香りがしてきて、特にその場所自体に何かあるわけではないけれど、立ち止まってしばらくぼ〜っとしてしまいます。
  • 木で作られたスペースで友達とおしゃべりした。総基礎の時によく使った。
  • 唐揚げの匂いがするなぁって思う。お腹が空く。




食堂

  • コロナ前は食堂でダンパを開催していました。ダンス部だけでなく、軽音も出演してくださって本当に楽しい空間でした。他にも食堂はさまざまな専攻や回生の人が集まる唯一の場所です。他専攻の友達や先輩、後輩に会えるのがとても嬉しくて立ち寄ってしまいます。制作に疲れた時や落ち込んでいる時は特に元気をもらいます。
  • 制作途中に友達と休憩しに行ったり、芸祭準備の活動で利用したり、お昼を皆で食べたり、色々ありました。おやつの唐揚げを食べたのも良かったです。




音楽棟裏

  • めちゃくちゃ寂れていて人通りが少ないのでゆっくり考えることができる。ステージなので動き回れるスペースがあり、踊る練習ができる。
  • 猫がいる。
  • ちょうど良い気温のとき、土の家の高いところに登ってボーっとした思い出。京芸でも屈指の静かで風通しの良い場所だと思う。
  • 虫・花・草がいっぱい。
  • 人が少なくて落ち着いて写生できる。




中央広場

  • 1回生の時学外セクトとして芸祭当日にも学内パフォーマンスをしたのがその場所です。音科の人とも少し仲良くなれてたくさんの人と交流できて集合写真をとったりもして。幸せで華やかな記憶が宿っています。
  • 芸祭の時に模擬店をした!人がいっぱい集まって嬉しかった。




大学会館

  • 大学会館で音科の人がピアノを弾いているのを聴いたことがあって、音の反響がすごくて、すごく神秘的だった思い出があります。
  • 天井の開く丸い穴が大好きで、あそこから見える青空がすごく好きです。基礎の授業や展示・サークルの演劇鑑賞などでしかあまり入れませんが故に特別で非常に心地いいです。
  • 専攻の展示の設営に関わった思い出があります。




池付近・半地下通路

  • 冬の静かな朝、池の片隅に白くて細長い大きな鳥が凛と立っていました。私はハッとして立ち止まります。数秒後、その鳥はこちらに気付き、大きな羽を広げ飛び去っていってしまいました。どうしてこんなところまできたんでしょうね。
  • よく傘と財布を忘れるので雨宿りするために半地下のベンチに座っていた。三分の一の確率で通った人に驚かれた。無心で座ってたからかな。
  • 池全体が見渡せて楽しい!壁にいろんなものが貼られていて面白い。
  • 四季に合わせて中庭の景観が変わっていく様子を学校生活の合間に感じていた。




図書館

  • 夜8時まで開いているので、調べ物をするためによく使用していました。
  • 静かに過ごしたい時にフラッと行っていた。
  • 院試のために最近行くようになった。静かで集中できて落ち着く場所。
  • 窓からの景色が綺麗で、落ち着いて本を読む時間が好き。
  • ​​空きコマや制作に行き詰まった時によく行ってます。日当たりのいい日は眠くなります。




鶏小屋

  • 鶏が可愛いから。
  • 制作に疲れたら、鶏小屋まで散歩して鶏を眺めます。最近、「鶏にヨモギを与えないでください」という札が設置されており、今まで鶏にヨモギを与えていてすみませんでした...となりました。
  • 2年生の鶏写生の課題で写生がうまくいかず、本画の下描きを鶏小屋の中でした。




南門のびわの木・木立

  • 1回生の時に登って取っていたら、近所の人に見られていてメスザルと言われてしまった。
  • 光が美しいです。絵のモチーフとして描いたこともあります。
  • この門をくぐると、大原野の空気を感じます。
  • 私は登下校の時にこの門をいつも通っていたので、記憶に残っています。




購買

  • 「営業中」と呼んでいた。
  • 見たこともない画材があったりして、見てるだけで楽しかった。
  • 購買の人がいつも話しかけてくれて嬉しかった。優しい。
  • 購買の人の娘さんと名前が同じだったことから、入学直後に仲良くなれてよかった。